matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母を連れて昼神温泉  その3 一日目 の夜

宿に着いて
仲居さんのご挨拶と説明
 
初めは、夕食は部屋でと言う事でしたが
お食事処に行っている間に布団を敷いてくれると言うことで
それをお願いし、
連泊でも掃除はいらない等々
説明と打ち合わせ。
 
ここが大事。
お布団の上げ下ろしとかお掃除なんかを頼んでしまうと
多分、母が焦る。
 
なんでかって、そりゃあ、お下の心配。
失敗したらどうしよう。なんて考えるに違いない。
そういうことって、考えれば考えるほど多分失敗する。
だから、
食事を取って帰って来たら、母にトイレに行ってもらい
その隙に
母のお布団に防水シーツを仕掛ける。
 
最初の旅行で学んだ。
夜はつきそいはぐっすり寝てはいけない。
二時間おきに起きる予定に。
 
弟との旅行では、部屋にトイレがあるのに、外のトイレに行って、
迷子になったと言う。
だから、母のすぐ隣で寝て、
ごそごそしたら、起きて誘導。
もちろん、トイレの電気は、つけっぱなし。
 
そんなことを予定として組み立てながら、夕食へ
夫は、すでに一回目の温泉を楽しんで来ている。
 
仲居さんが
「お飲み物はどうされますか?」
夫はすかさず、
「ビール二本」と注文。
悪いけれど、一本に変更。食前酒もついているし、
母が飲んだら、利尿作用が心配なのと、酔えない酒は、飲みたくない。
 
母は、男性と食事をすると
女の子になってしまって、食が進まない。
「こんなに沢山食べられないから、男性は、食べられるでしょ」と
夫と父に勧める。
 
本当に食べられない訳ではない。
すきっ腹を埋めるためにお茶を飲む。
それでは、困るのだ。トイレの回数が増えて。
夫は、そこのところが解らないから、
 
こんなに残しちゃ宿の板さんに悪いからと
母のメインを食べてしまう。
年寄りだけれど、野菜嫌いだから、メインがないと
いよいよ食べるものがなくなる。
しかし、最後にご飯が来たところで、少しピッチが上がったので
ホッとする。
 
部屋に戻ると、布団が敷いてあって、
母は次の間に寝ると言うので
女三人、くっついて寝ましょと
三人分、密着させ、
予定通りにトイレにいかせ、
防水シーツをセット。
娘が「忍者だね」と
 
父は、すぐにお風呂に出かけて行った。
夫がしばらくしたら見に行くというので、
その間に女性たちのお風呂の用意。
私と娘がせっせ、せっせと用意をしている間に
母は案の定、旅館のお菓子をお茶と共に、みんなの分まで食べてくれた。
 
浴衣が用意されてあったけれど、イヤそうなので、
部屋着兼パジャマと、ユニクロのダウンジャケットを羽織るように用意。
ダウンジャケットは、行く時から着て行くと言うので
渡すと
「あら、私の名前が書いてあるわ。私のだったのね」
と言うので
「前に旅行に行った時にも私が持って行って、貸してあげた時に
そっちの荷物に入って、返してもらいに行った時には、もう名前が
書かれてあったんだよ。
しっかりものなんだからぁ」
と言うと
「無くす方が心配でね。今度はちゃんと持って帰ってね」
なんか進歩したなあ。自分のものと言い張らない。
 
お風呂では、みんな同じ籠なので、脱いで、入れる時に違う籠に
入れてしまう。
娘が
ベンチ椅子に籠ごと置いて、
「ここに置くから、脱いでそのままここに入れたらいいよ」と
アドバイス
紙パンツで可哀想だけれど、隠そうと毛糸のパンツとか履かせると
脱ぎ着が大変になるので、
紙パンツとズボン下
頻繁にトイレには、行っているので大きな失敗はしていないが
履いていたものを履いてしまうといけないので、
新しいものと入れ替えておく。
 
温泉は、今までの中で一番、良かったらしく、堪能している。
 
夜は二回起きた。
ごそごそとするので、
「どうしたの?トイレ?私も行こうと思ったんだけど、先に行っていいよ」と
促す。
朝方行く時はなんかためらいがあったので、
紙パンツの入った袋を「これ探していた?」と渡す。
 
履き替えたみたいだけれど、粗相した感じでもなかった。
なんとなく気持ちが悪かったのかもしれない。
 
夫も起きていて、朝市に行くと言う。
みんなで行こうと言われたが、
気力がないし、二日目の予定を立てないといけないと言われているので、
やめておいた。