matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母を連れて昼神温泉  その2 一日目

さて、新宿中央線のホームについた私たち
私と91歳父と83歳母。
戸締りをしてから、家を出た同行するはずの娘は、未だに現れない。
 
父は、若い者は当てにならないと判断したのか、
指定席券を持って、該当車両のところまで、先頭を切って歩き出した。
 
母はと言うと
「もう、父さんは自分勝手なんだから」とマイペース
私は、大きなボストンバッグと自分のバッグを交差して肩にかけ、
スーツケースを引っ張って歩く。まるでポーターさん。
先ほどから携帯が何度も鳴っている。
 
娘からのじゃないのは、着信でわかるが、
出ない訳にもいかず、母を立ち止まらせ、父の行方を確認しながら
携帯を見る。
夫からだ。
ちゃんと予定通りの列車に乗れそうか
乗れたらメールを送ってくれと言うもの。
 
娘へのメールの合間に、夫のメールが入るのは
ありがた迷惑
 
取りあえず、父と母を座席に座らせたら
飲み物でも買いに行こうと
目的の車両へ向かう。
 
娘には、指定の車両ナンバーをメールで知らせようとすると
「取りあえず、予定の列車には乗るから、指定席の場所を教えて」
のメール
 
うわ、飲み物も買いに行かれないかなと思っていると
ビニール袋に飲み物を入れて娘到着。
 
ちょっとイラっとしたが、これから始まる道中
嫌な顔をしないでついて来てくれるという娘
去年の旅行で大活躍してくれたので、
また手伝ってくれることを期待して
前を向いた。
 
本来ならば車で連れて行ってあげたいけれど
狭い空間での母の精神状態を考えると
二時間で乗り換えるこの方法がベストかなと
 
乗換の茅野では、先発の夫がレンタカーを借りて待っていてくれるはずだ。
 
特急あずさの中では、トランプをしたり
いつまでも追いかけてくる富士山を眺めて
母はご機嫌
 
父は列車の中でトイレを済ませたが、
なんと女性用のトイレは壊れて使用できないとのことで
茅野につくやいやな、母はトイレにダッシュ
 
夫は、待ちくたびれたのか、
「車のエンジンをかけっぱなしなんだから、早く来てよ」と
せかす。
 
父が気を使って、
「僕が荷物だけ持って車に行くから
トイレに行って母を連れて来て」
なんて言っている。
 
いやいや、父が連絡係なんて誰も思っていないからと
車の見えるところまでついて行く。
 
結局私が何度か往復して、
(なぜなら、トイレのそばに駐車場があったので、娘と母は気を効かしたつもりで
そっちに向かっていた)
トイレと逆側の駅前まで二人を誘導。
 
母を車に乗せると
5人乗りなのに、何故か私が乗れない。
レストランでも乗り物でも1.5人分の場所を確保する母
決して太っている訳ではないのに、場所を取る。
夫が乗せ方が悪いと言われても、移動する気がないようなので
私と父が小さくなって乗る。
 
先ずは、雪が降り積もったイングリッシュガーデンへ
次にチーズ工場
そして、信州そばなどを回り宿へ。
 
私は、夜に備えて、ちょっと車中では、眠らせて貰った。