matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

高齢者と電車移動

前回実家を訪れた時に
お孫ちゃんのハローウィンにどうしても行きたいと言うので
家を8時に出て行って来ました。
 
行ったら、布団をしっかりかぶって寝てましたけど、
とにかく10時の行列の出発には無理でも園に到着するまでに行かなくちゃ
意味がない。
たたき起こして
服を渡し、猛烈な勢いで着替えさせ
家を出ることにしましたが、
父が
自分も銀座に行くので神保町まで一緒に行こうと言い出して
二人を連れて出かけました。
 
しかし父としては、女性二人を連れている感覚なのですね。
電車が来ると
真っ先に乗り込み
母の席を確保して
「座りなさい」とやっているのですが、ヨタヨタ歩きのおじいさんが
電車に乗り込んだところで右へ左へウロウロしていては迷惑で
駅のアナウンスでも
「前の人に続いて、すみやかにお乗りください」とやっている。
仕方がなにので、
「母のお世話はするから、自分は自分でちゃんと座りなさい」と
座席を指さすと
やっと座ってくれた。
 
うちは二人とも見た目が若いから、
回りの人だって何やっているんだろうと言う感じで見ていて
空いている席にかろうじて座れるのがいいところ。
 
以前にシルバーシートに座ろうとしたら、
「こっちだって高齢者よ」と言われたことがあるくらい。
90歳を過ぎてもダッシュで席に着かなくては
座れないのは、いかがなものかと思うが
人の世話までしようとする父もいかがなものか。
 
母も一体いくつに見られるのだろうか。
私と姉妹に見られることもあるのだから、相当に若く見られていると思うので
自称90歳の母との感覚に落差が出来てしまう。(実年齢83)
 
実際に動けるのだから、いいだろうと思う方もいるやもしれませんが、
怪我でもされたら、回復には、やはり年相応の時間がかかることだと
思うと、やはり電車では、座れるものなら座っていて貰いたい。
 
私たちは京王線に乗っていたのだが、
明大前を過ぎると父が急に立って
「自分は神保町に行くのだから笹塚で乗り換える。
あなたたちも乗り換えなさい」と揺れる電車の中を伝って
言いに来た。
 
ところが、再三アナウンスで、
「この電車は、新宿から急行本八幡行きになります」と言っている
乗る時にみた携帯の乗換案内でも、神保町まで乗り換えなしで行けるとなっていた。
が、
父は
「乗る時に、新宿行きに乗ったのだから、乗り換えなくちゃ
行かれないのだよ」と言い張る。
近くにいる若い人たちに聞いてみようかと思ったが
みんなスマホに目を向けていて、耳はダンボのようだが、
この大騒ぎのなか、こちらに目を向ける人もいない。
 
もうすぐ、笹塚に着こうと言う頃、
向かいの席に座ってらした60過ぎくらいのおばさまが、
立ってらして、
「このままで行くはずですから、ここに座って下さいな」と言ってくれました。
 
父は一旦そこに座りましたが、母の隣も、隣も空いたので
私たち、三人並んで腰掛けることが出来ました。
 
父は、よく都心に出かけますが、耳も悪いし、眼も悪いので
こうやって無駄な乗換をやっているのでしょうか?
 
降りる時に、
「川上さんも転んでから、具合が悪くなったというから、転ばないように
気をつけて、行ってらっしゃい」
と言ってました。
 
私も背骨を圧迫骨折してから、よく駅ではエスカレーターを使わさせてもらっています。
立っているのも辛かった頃は、エレベーターを乗りましたが、
見た目で解らない怪我は、一緒に乗ると気分を害される方もいらっしゃるので、
良くなってからは、エスカレーターがあれば、エスカレーターを使いますが、
エスカレーターの表示がわかりにくいところ。
ホームの端にしかないところ、電車が行ってもウロウロしているのは、
きっと階段を使うのが不自由な人か高齢者ですね。