matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

認知症になると検尿もなかなか難しい作業のようです。

うがいした後のコップはどこにおくの?
 
今日は、区の健康診断でした。
トイレから出て来た母がいきなり
こう言ったのです。
 
検尿のためにトイレに入ったはずだったのですが。
 
ちょっと状況を把握しようと思って聞いてみました。
「で、トイレは利用したの?」
うなずく母
 
と言う訳で受付の方に
「ちょっと間違ってしまったようで、(検尿)取れなかったのですが」
 
受付の方もわかって下さったようで、
「では、帰る時にもう一度お願いしますね」と言ってくださいました。
 
もう区健を受けるのもできなくなるかしらと思ってしまいました。
 
まずは、体温を測る時です。
 
計って下さいねと渡された体温計
脇の下にはさんでいる間にはさんでいることを忘れてしまうのかも
しれません。
いつまでたっても、計測が出来たと言うアラームが鳴りません。
「体温計計れたかしら」と
受け取ろうとすると、もうすでに脇の下にはなくまげた肘のあたりに
漂っています。
体温計って多く見積もっても5分もはさめば、アラームが鳴るはず
それなのに、はさんでいることを忘れてしまうなんで、
まさに瞬間芸のようだわ。
二回目は、はさませてから、横に座り、そっと腕を圧迫
あったかくなりすぎるかしらと思ったのですが、まあ丁度いいくらいでした。
 
そして健診と同時にインフルエンザも打ってもらったのですが、
採決の時に注射針をさしたものですから、
本番では、
「もう私、注射されていないかしら」なんて言っていました。
 
そしていよいよ残すは尿検査だけとなったので、トイレの中を先に見ようと中に入ると
外で看護士さんが
「今御嬢さんが使っていますが、終わったら尿を取って来て下さい。」って
トイレ、なんと二畳以上もある大きなトイレで、
洗面所もついています。
うがいをしたくなる気持ちもわからないでは、ありません。
オレンジの棚がありますなんて言っていましたが、
オレンジでイメージするのより、上品な棚です。
 
そこで、母には、
トイレを利用したら、そのすぐ左隣の棚に置くように
念入りに言う。
 
かくしてトイレを利用した母は、トイレを出て来るなり
私を手招きして、
「あそこにコップを置いたけれどいい?」と聞きました。
 
検尿なんて楽しくない作業
待合室の真ん前にあるせいか、気が散って
覚えているのが、大変なのでしょうね。
 
枇榔な話で申し訳ありませんでした。
 
でもなんか思い出すと笑ってしまって、
母様ごめんね。