matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

年寄り時間、娘時間

先日、両親を連れて映画を観に行きました。『終戦のエンペラー
 
父は、前からこの映画が観たくて新宿のバルト9とか、渋東でやっているかとよく聞きますが、
母がデイサービスに出かけてから、出かけると
母の帰宅時間までに帰って来られないと言って
行きそびれています。12時くらいにはじまる回でないと帰って来られないと思っているようです。
 
そこで今回
選んだのは、郊外のシネコンです。
この老人たちを駅まで歩かせたり、バスに乗せたら30分くらいかかりそうなので、
車で駅まで行き、駐車場に止め電車で行く事にしました。
父を連れてきて正解です。
母を駅に一人で待たせるわけには行きませんから。
乗換検索をすると駅からは、電車で15分もあれば行かれるところですが、
 
座って行きたいから各停で行こうと言うのです。
急行電車を見送って次の各停
駅でもエスカレーターを探すので、あらかじめ降りる駅のエスカレーターに近い方に移動です。
 
映画のはじまる二時間前に出発、
カルガモの親子ではないけれど、一列になって、改札をとおり、一列になってエスカレーターを降り
横一列に座る。
到着すれば、一列になってエスカレーターを上り、一列になって改札を通る。
 
チケット売り場では、娘の私が自分たちよりお金がかかるのが理解できないので、
こういうときのために、シネコンのポイントカードを使用。
 
付き添い特典、作ったらどうかしら。
こういうもめ事意外に多いのじゃないかしら。
 
食べ放題でも、高齢者は値引きがあるけれど、連れて行く私は通常料金なので、
一番食べていないのに、一番払うことになる。
そのうちに娘と食べ放題に行くと損をすると思って、食べ放題は行きたくないと言うようになる。
弟はよく食べるので食べ放題専門。
 
話がそれたけれど、席を決めるのも三人並べるところとだけ言うので
埒があかない。
 
ここで開場まで30分。
子供向けの映画が多いのか、コン セが長蛇の列、
ソファに座って、次の映画のポスターを眺めている。
順番でトイレ。
子供たちが中に入ってしまうのを待ってから飲み物を購入。
 
一列に並んでチケットを切ってもらっていると
係員が、
「それは、この映画の景品ではありませんから」と父に叫んでいる。
子供映画の景品が無造作に置かれてあったみたいだ。
その横に、ひざ掛けが山積みになっているので
ひざ掛けを頼むと
「シネスクリーンの前でお待ちください。係員がお持ちします」
使用済みのをそのまま渡すところもあるから
親切なのかもしれないが、
年寄りは待っていられないから先に入って迷っていた。
迷っている間に人が増えて、本来のところに入りにくくなってしまったので、
反対側から誘導して座らせる。
 
やっと着席したら、係員がアイスクリームを販売に来て
そのあと、
「これから予告が始まって本編まで10分ほどあります。
おトイレをお済ませでない方は、この間にお済ませ下さい。」
高齢者が多いからなのか、
こんな説明は初めてだ。イヤイヤ、いつもは、暗くなるちょっと前に入るから聞き損ねているのかな。
 
父は、この映画の主人公である。フェラーズ准将のことを東京に空爆をしたのに、日本はこの人に
勲章を与えた。おかしいと言っていたのだが、これを観てちょっと彼に対する見方が変わったかもしれない。