必勝、無くしたもの見つけます名人参上

父上様、

なんか痩せたなぁ～って感じ

行くなりぼやいているからかな？

 

取りあえずは、探したとは思うけれどベッドの上

「昨日、来た時は、入れ歯やっていた？」

 

テーブルの上をかたづける

 

「もう、ヘルパーさんとケアマネさんが来てくれたのだけど、どこにもないのよ」

 

新聞かたづける

 

「もう家事なんて、やってられないね。洗濯だって洗うとまた出るし」

 

タオル類をかたづける

 

「面倒見てやっても愚痴ばかり」

一言いっちゃあ、どこかに出て行く

 

「デイサービスの記録もなくしたから作ってやったのに、また無くしたんだよ」

 

「わかったけど、大々的に広げるからね。あとで聞くから探させて」

 

実家に着いてから約二時間弱

いやー見つけちゃいました。

 

それだけじゃなくて、デイサービスの記録も、私の腰痛用の湿布も見つけちゃいました。

 

ちゃんと母の気持ちの中でそれなりの場所にしまってありました。

 

庭掃除をしている父に教えに行くと

「どこにあったの？

よく見つけるね

ところで、この間持ってきてくれたアロエ。枯れたから捨てるよ」

 

ええ？見つけたお礼がうちのアロエちゃんを捨てる？

「枯れてないって。元気がないだけ。これから青くなるんだから」

とゴミ箱から救いだし

鉢に戻す

ってか、地植えにしていい？って言っていたくせに。

 

うちの花たちどっちに居た方が無事でいられるんだろう。

 

アロエを戻したついでに、隣の家まで伸びた枝を切ったり、お庭の整理

部屋に戻ると父が昼寝の真っ最中

 

洋服を入れる箱が大きすぎるから見つからなくなっちゃうんだよなと

自転車を借りて、近くの100均に

ランドリーボックスと圧縮収納袋を買って冬物と多すぎるタオルを収納

 

それでも四時まえに終わったので帰ると言ったら

あと一時間もしたら母が帰って来るからと引き留められ

 

父の愚痴の続きを聞きながら母の帰りを待ち

一時間経ったので、外で玄関先を掃きながら待っていると

近所の人が出て来て

ちょっとお話をして

デイサービスの人も知っている方がお二人だったので、ご挨拶をして

母の髪の毛の具合が、一日寝てもいい感じだったのを確認して帰って来ました。