matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

神経科での受け答え

皆さんのブログを拝見していると
認知症の要介護認定の時のご苦労や、疑問をよく拝見しますが、
月に一度の神経科の外来でも
正しく診断してもらえるのか、
頭をフル回転して出向きます。
 
さて、今回の受診なのですが、本人が
「自分は認知症かもしれない。病院に行って調べてもらいたい」
と言っていたので、
「その不安な気持ちを医師に言って、どうしたらいいか聞いてみようね」
と言っていたのですが、
 
当日、ドクターが
「最近、物忘れで気になることはありませんか。
 
物を忘れて困ったことは、ありませんか
 
何か、しまい忘れたり、探し物をすることは、ありませんか」
 
と、いい感じに切り出してくれた。
それなのに、母は
「多少、物忘れはしますけれど、日常生活で困るようなことは、ありません。
そりゃ、ちょっとは探し物をすることもありますが、探し物と言うほどもものでもないですし」
 
そりゃ、そうだわ。物忘れをしたところで、それさえも忘れ、
探し物は私たちに任せているので、探し物をすることもない。
 
「ご家族の方で、特に記憶力が下がったとかありますか?」
「まあ、いつもどおりです」
記憶はね。こんなものかと思うのですよ。でも、色々騒動はあるのですよ。
と本当は言いたかった。
そして、葬式の話になったが、誰が亡くなって、兄弟が何人になったとか、
スラスラ話すし
「滞りなく終わりましたか」の質問に
「母が、兄弟みんなが、うるさくしゃべっているので、『うるさい。静かにしなさい』と一喝したこと」
言ったのですが、脈絡もなく、そういわれてドクターも
「そりゃ、長女だものな。それくらいするよな」
母は得意満面
 
でも母は遊びに来ているのに、誰も自分と話をしてくれない。と思って大声を上げたと思うのですが
そんなこと言えない。
自分が認知症なのでは、ないかと気に病んでいたなんて、どのタイミングで
言えば良かったのだろう。
 
ドクターは
「この時期、寒さが関係しているのか物忘れが進んだとか、
出来ないことが増えたと言う訴えが多いのだけど
お母さんは大丈夫?」
と言ってくれたが、そこは特に進んではいない気がする。
むしろ元気で父がひどい男だという妄想がすごい。
次に
「トイレの失敗は?」
とも聞いてくれたが、
「12月から1月にかけてより、むしろ良くなっています」としか言えなかった。
 
どうして医者にくると母はお利口さんになってしまうのか、
そして私は母の返答にオタオタしているただの付き添い人。
 
父のように、母の反応を無視して、言いたいことをメモを見ながらでも言った方が伝わるのか
まあ、その間私が母の気を引いておかねばならない。
でも母はちゃんとそれを察知して、父は母から恨まれる。
 
弟のお嫁さんに来てもらった時は警戒心むき出しだった。
ごまかしてくれたが、お嫁さんの負担を思うとそう何度も出来ない。
 
娘を連れて行った時は、私が娘の眼が気になって真実をオブラートに包んでしまった。
 
来月は どうなるかな。