matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

頭フル回転の母

夕食を終えて父がテレビを見ていました。
私と母はデイサービスの話をしていました。
 
画面を見て「父が、この人誰だっけ」
と言ったのですが、
とっさのことで思い出せません。
ようやく梅雀じゃなかった?」
というところまで思い出したのですが、何梅雀だったか思い出せません。
すると、母が「中村」と言ったのです。
 
「すごいよ。よくわかったね」と言うと
 
「デイサービスの送ってくれる人が中村さんだったから」と言う。
最近、デイサービスのスタッフは、かなり増えて、こっちは憶えていられないというのに、
一生懸命覚えようとしているのか、よく覚える。
「ボケたら、みんなに迷惑かけるしね。ボケだけには、なりたくないの」
どう答えていいのか解らない訴えに、
「そうだね。そのためにデイサービスに行ってボケない訓練しているのだものね」
変な相槌
 
この日は
デイサービスのお散歩で、子犬と遊んだこと、白地に茶のブチの犬で、
ジャレついて来て困ったこと、
歌の時間に先生と呼ばれているおじいさんが張り切って、青い山脈を歌ったこと
体調がすぐれなくて、お昼御飯が全部食べられなかったから、お腹が空いたこと
など話してくれた。
 
ちなみに犬と遊んだことはデイの日記にも書かれていたが、ご飯は
完食したみたいだ。
 
いつもは、帰って来てしばらくすると
「今日はどこに行ったかしら」と言うのに
こんなにもおしゃべりできるなんて素晴らしい。
 
二日前に、紙のパンツはゴショゴショするからと言って布のショーツを履いてから
失敗もなかったみたいだ。
やはり、施設でのトイレチェックがストレスだったのだろうか。
 
お風呂にも一人で入り、着替えだけは寂しいからと脱衣場から居間に来て
やっていた。
9日の事を何度も何度も聞き、
なんとしてもコンサートに行きたいからなんとかしてくれと言うのを
きっと弟がなんとかしてくれるから大丈夫と言い
帰って来た。
 
記憶は、少ししっかりしているところもあるが、整理癖だけは、どうしようもなく
あれだけ種類別に分けたのに、
全く違う基準で入れ替えられている。どういう基準かわからないので、
また、種類別に入れ替えておく。
 
父の大切なバッグ もバケツの影にあった。
きれいに畳んだレジ袋も山のように膨らんでいたかと思うと
何かを入れた袋がきれいにしまわれているので見ると中には、いらなくなった袋や紙くず
取り込んだ洗濯物の中で父に返したはずの父の衣類が枕元に畳まれていたり、
母は夜中に活躍しているのか、困惑することが多い
出来る限りもとに戻して来たが、母が整理するコツがわかれば、それほどの変化には
ならないかなあ、関係ないのかなと色々考える。
 
それでも「探し物を見付けるのはスカちゃんがうまいな」
半日かけて、バッグを探していた父はご満悦だった。
 
うちは、朝が早いので9時を過ぎての帰宅はこたえる。
夕ご飯、みんなで食べるとおいしいな
言う二人とちょっと食べて
9時半を過ぎて帰ってきた娘と山のように作ったおかずをまた食べ
うとうとしたころに帰って来たもう一人の娘がおいしいよ
出してくれたものを食べたら、ゴディバのチョコクッキーだった。
もう太るしかないでしょ。