matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母がデイサービスで泣いたそうだ

父からの電話
 
「母が信頼している職員のHさんが送って来たが
何があったか聞いてほしい」
 
そんなわけでHさんに電話。
お互いに施設での出来事、家庭での様子など色々と話すうちに問題点が分かって来た。
 
母がトイレに入る際にヘルパーさんの依頼で職員さんがトイレについて入っているらしい。
 
トイレでも失敗をしたことがあったそうだが、
12月までは、一切そんなことはなかったのに、何か変化があったのか心配していたそうです。
 
私も、母が最近いらいらしている様子に戸惑っていたし、気弱になって、
失敗も多くなったようで、今まで失禁パンツでさえ、母が心配な時だけで、普通のショーツ
大丈夫だったのに、何があったのかと思っていました。
 
今でも、私といる時にそそうをすることはなく、夜も無事すんでいたように思います。
 
あと施設の職員さんのことも以前はスタッフと呼んでいたのに、最近は看護の人に迷惑をかけているなどと
言っていたので、呼び方が変化したのはなぜかと思っていたのですが、
スタッフとそのトイレの世話をしてくれる人のことをわけて考えていたようです。
 
取りあえず、母には、失禁の心配をさせないように、トイレはチェックしない。
 
布団も気が付かないように取り替えるということで、様子を見ることにしました。
 
職員のHさんは、多分時間外なのに、心から心配している様子で一緒に考えてくれて
ありがたい存在です。あと、ヘルパーさんとケアマネさんとも十分話し合いをしてくれると言ってくれました。
 
 
それを受けて、母に電話しました。
まずは、父が出たので、母の様子を聞くとまだ不機嫌だとの事
 
母には、
「今、ちょっと用事があって、Hさんに電話をしたんだけど、施設で新しい職員が
母と仲良しのTさんの間の席に座っちゃって嫌な思いをさせたんじゃないかって
心配していたよ(これも要因の一つに聞いていたものですが、差しさわりがないかと思って利用させてもらいました)」
「えー、そんなこと言ったの?
なぜかしらねえ、父が施設に電話したんじゃない?余計なことを言って」
 
「ううん。そんなことないよ。私が電話したの。
いつも元気な母が塞いでいたからって、心配して、それが原因かなって言ってらしたの」
 
「悪いのはSなのよ(Sはヘルパーさんの名前)。えらそうに仕切っちゃって」
 
「あらそうなの。母が行かなきゃ、施設での歌とかできないのにねえ」
 
「うん。そうかなあ。でも父が、私の顔を見て。
あ、あっちこっちに電話していたみたいだけど、
あなたのところにも電話したんじゃないの。それでかけてきたんでしょ」
 
「違うよ。母の声を聴きたくなったんじゃないの。でも元気そうで安心した。大丈夫だよね」
 
「うん。うん。大丈夫。もう疲れたから、今日はもう寝るね」
 
母との電話を切ったあとに、弟のお嫁ちゃんに電話
母が施設で泣いてしまったことの報告(楽しんでいっていると思っているだろうから)
ヘルパーさんの指示で色々と変わったことがまた振り出しに戻ってしまったことの報告
 
お嫁ちゃんはすぐに理解してくれて、しかも
母と電話した時、今年になって会った時のエピソードを教えてくれて、
なんか不安そうだったし、頭の衰えをすごく気にしていたことを教えてくれた。
そして何よりも母が施設に楽しんでいけることを優先したいと言ってくれたので、
Hさんとの方針でしばらく様子を見ることにしました。
 
 
母を介護して見て、認知症の人の頭の中は
少ない情報ながら、すごくフル回転していて、悲しみや、苦しみが大きいなと
感じる。
病気の人を看るときには、一番にその人の苦しみを取り除くことだと思うので
母が苦しみを感じることのないように
それが周りの人の平穏にもつながると信じてやっていきたいと思う。