matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

認知症の母との旅行  さあこれから夜です。

夕食を終えた後、父がお風呂に入ると言うので
娘が、大浴場まで、
父を送りに行きました。
そのあと、マッサージを受けて来ると言うメールが入ったので
母と寝そべりながら話をしていました。
たわいもない話をしているのですが、
寝ている状態が良くないのか、
子供の頃、親戚の家に泊まりに行った話になって
思い出すのは嫌な話ばかり
軌道修正しても
いつしか、母にとってつらい思い出がよみがえって来るようです。
例えば、田舎の家に遊びに行って
トイレが外だったなんて話も
自分に置き換えれば、
笑い話になるのに、母の顔は深刻
その度に明るい話に置き換えては
とりとめもない話をしていました。
 
父がお風呂から帰って来ました。
いい湯だったと言ったかと思うと
すぐに寝てしまいました。
まだ9時くらいなのに。
暮れは母がずっと家にいたので疲れたのかもしれません。
弟が泊まりに行ってはいたものの、
四六時中と言うのは
大変だったのかも。
 
娘も帰って来て、三人でおしゃべりをしながら、いつしか寝ていますと
母がガバッと起きて、
怖い夢を見た
と言うので、取りあえず、トイレ言って来たらと勧め
しばらく話をしてから、また寝ました。
敷いてあった吸水シーツを畳んで横に置いて寝てしまったので、
横からシーツとスイミング用の超吸水バスタオルを当てておきました。
3時ごろです。
ゴソゴソ音がするので起きると
母と娘がお茶を飲んでいます。
私が、呆れた顔をすると娘が
トイレには行ったよと
母も
「トイレにいったのだから、お茶を飲んでもいいよね。乾燥しちゃって」
おそそうする時は、こういうことが起きているのかとぞっと
しました。
5時に父が目を覚まし、トイレに行きました。
「まだ、5時かあ、もう少し寝よう」とまたベッドへ
 
そして6時頃です
ショーツを濡らしてしまった。どうしょう」
と、母
ちょっとズボン下も濡らしたようですし、
家じゃないから、着替えがないので、あたふたしたようです。
そこで、着替え一式を渡し、汚したものは、匂いを出さない袋に入れ
紙の吸水シーツやら、布製のやら、ありったけのものを敷いて寝かせましたが
途中で、私のお布団はこっちかしらと
移動しそうになったので、吸水シーツの敷いてある方に、行かせ、そばにしっかりくっついて
寝ました。
7時半になっても起きません。
そろそろ食事の時間です。
8時には、食事をしたいので、起こすと
下着を汚したのを覚えているのか、不機嫌です。
父も起きてきて、「シャツがない」と言うので
着替えのシャツかと、新しい下着一式を渡すと
着替えは持って来たからあるのだけれど、上に着ていたシャツがないとのこと
そういえば、タオルを畳むときに、父の着ていたものも畳んでいたなあと思い
その場所を見ると、私が着なかった浴衣と父のシャツがベッドの手すりにかけてありました。
「脱いだものは、ちゃんと袋に入れてよ」
母のバッグは、行きより、かなり膨らんでいます。
ほとんど空で来たのに、汚れ物は自分で持とうとしていたみたい
そこで、一番上にあった、白いビニール袋だけ、そっと取り出して
私のバッグへ。
これで機嫌は直るかしら。