鎖骨骨折した母と風呂
先週の土曜日
弟夫婦が大掃除するぞとやって来た。洗濯もほぼ済み、食事も終わったところで骨折後初めて
母をお風呂に入れることにした。
取りあえず、体を洗おうと風呂場の椅子に腰かけようとしたら、椅子が低くて至難の業
それでもなんとか座って貰ったが、寒いらしく、ざっと洗ったところで浴槽に入ってしまった。
弟がお湯をたくさん張ってくれていたので、浮力がつき、楽そうだ。
プカプカしている。
「ねえ、この中で洗っちゃダメ?」言っているそばから、体をこすっているようで垢が浮いてくる。
「洗ってあげるから出ておいでよ」と言って引っ張り上げると
足もひっぱてくれと言う。それでも足が上がらず、浴槽に沈んでしまった。
しかし、水泳でマスターズにも出たことのある母は伊達じゃない。潜ったかと思ったら何事もなかったように
浮いてきて起き上がった。たいしたものだ。
お湯も減ったところで、今度は楽に上がって来た。
が、高齢者には、深すぎる。底上げしたいな。
洗い場で背中を流すと白い皮が沢山むけた。人間の皮ってこんなにも白いものなのだろうか。
母は白人では、ないのかと思うくらい白いが、それにしても白い。外出が減っているせいだろうか。
それにしても母じゃなかったら、溺れさせていたかもしれないと思う。
お風呂はもう少し、歩行訓練をして足が上がるようになってからにしようと思う。