matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母は美人好き

母は階段から落ちてから、少し以前のように、人の気持ちをかき回すようになった。
父にもあたるし、私にだって、聞くに堪えないような事を言う。
 
そうでなくとも、デイサービスに行ったらと勧めると、
「今までみんなに一目置かれていたのに、みんなの前で恥をさらせと言うの」と言ったり
デイサービスに人たちが、骨折で動けなくても面倒をみてくれると言うと
「そんなアカの他人の言うことを信じられるの? 親のそんなことがあるかと言っているとが信じられないの?」とか。
忙しくて行かれないと言うと
「来たくなければ来なくていいから」
(気持ちの問題ではなく母のところに行っているとゴミも出せず、やるべきことが滞って家の生活に支障が出ている)
 
 
 
認知症になる前の母のことで許せないことがいくつかあるが、その筆頭が、下の娘の大学受験だ。
変な屁理屈でかき回して、何度も実家に呼び出され大切な娘と話す時間を随分削られた。
ある日、担任から、娘が選択の数学の時間、たまたま生徒が二人だったらしいのだが、
親が忙しくて進学の話が出来ないと涙を流す場面があった。と呼び出された。
ずっと我慢した挙句のことだったらしい。
それでも母の電話攻撃はやまず、ずいぶんぼろくそに言われた。
娘には恨まれても仕方ないことなので、これからなんとか取り戻したい。
そして上の娘が転職する時も、
娘がやりたい仕事があるので応援してねと言い、私も娘に合った仕事だと思い全面協力をした。
そして、その転職の報告に行った時母に
「人生を棒に振るのね」と親戚の人のいる前で言われたらしい。(今はどんな仕事だって男女の差はないのに)
就職後まもなく娘は、職場で倒れた。
救急外来に運ばれて、職場の人に呼び出された。
ストレス性のもので、一か月くらい大変な時期があった。
それでも頑張っていい仕事をするので、母に報告すると、
美人だから引き抜かれたのね。とか、
美人だから、声がかかる。美人だから仕事が来ると言った評価
娘はますます、ストレスが溜まる。人一倍頑張っているのに。
 
私は、美人では、なかったので、母の期待を裏切ると自由が遠ざかると思い、母の意にそった大学に行き
就職もそれなりの、母がちょっとは自慢できるところだったみたいだ。
だから、母の中では、上品で、美人の孫が、その美人であることを生かした仕事につかないのは、
納得がいかないらしい。(あくまで母の中での美人の基準だが)
私の子育てが下手ということで、かなりのご立腹なのだ。
子供には、子供の人格があるのに。
 
下の娘は母が認知症になってから、就職したので、いいところ(女性が大事にされる職場)に就職したのだと母は思っているみたいだしあまり理解ができていない。
 
母は自分が美人だと思っている。
何を勘違いしているのか、父に介護をさせてやっていると思っている節がある。
着替えを手伝っていると、父がチラチラ見ている。いやらしいとか、(心配で見ているのでしょう)
女性の体に触れられると思って喜んで、やるんだから気もち悪いとか。(もうピチピチではありません)
父が仕事をしていても、女王さまのように、早く水を取ってとか、服はもちろん、靴下履かせて、上着をかけてと命令しまくっている。
 
そうそう、私が母に旅行に行った時の写真をあげた時のこと
何日かして行ったら、ゴミ箱に私の写真がちぎって捨ててあった。
「どうして私の写真を捨てたの?」と聞いたら
「えっ、自分のかと思って(写りが悪かったから)捨てたのよ。」せいぜいきれいにしておかないと母に嫌われちゃう。
 
 
昨日は、イライラしてこんな記事を書いてしまった。公開しないにしておいたが、
ちょっとだけ公開します。
 
本来このブログは、私が映画を観たり、舞台に行ったり、展示会に行った楽しい思い出、記憶を残しておこうと
始めたから、こんなタイトルだ。
それなのに、遠出が出来ないから映画は、近くのシネコンだし、舞台はチケットが取れないし、
絵画や、企画展も時間が出来た時に飛んでいく
娘たちも忙しいので、この夏の旅行は伊勢に日帰り(電話介護付き)
舞台のチケットは、期日までに(母の介護に追われ)確認が出来ず、お流れ
舞台観に行きたいな