matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

認知症が健康診断を受けると

朝母が寝ているのを確認して、インフルエンザと区の健康診断のために実家に向かった。
 
母の顔色を見てから予約をしょうと思った。あわよくば、健康診断も。だから寝ているままでいいからね。
 
実家に着くと父が一人で朝食を取っている。母の所在を聞くと
 
今までここにいて朝食を取っていたが、今は部屋で寝ているとのこと。
 
 
部屋に行って元気なことを確認。病院に予約を入れる。
 
インフルエンザは、いつでもどうぞ。区健もいつでもいいのですが、朝ご飯を取ってしまわれたら、
 
昼ご飯を抜いて、昼からの時間にいつでも来て下さい。とのこと。
 
と、ここで私のもくろみは敗れた。
 
午前中に、インフルエンザを済ませ、そのあと外食をして帰って来る。
 
仕方がないので、午前中、洗濯物をまとめ、洗濯をしてから、コインランドリーに行く。
 
家にいると昼食の支度をしようとする(カッコだけなんですが)ので、間違って食べるといけないので
 
出かけた。
 
コインランドリーを珍しそうにながめる母。
 
10分近くも見ている。 それもただひたすら。
 
ここは、商店街のまん真ん中。 いくら買い物が苦手な私でも、秋口の洋服を眺めるくらいしてみたい。
 
「ねえ、まだずっと見ている? 買い物とかしない? 私はこの辺りをずずっと見て来てもいい?」
 
 
 
ぐるっとまわって約8分。
 
さすがに母ももう回る乾燥機の中は眺めていなかった。
 
それでも、午後からの診療には、時間があるので、母は、着替える。着替える。
 
ブラウス着て、ジャケット着て、暑いと言って、違う服にする。
 
半袖着て、カーディガン着て、寒いと言って、ニットのアウターに。
 
病院では、インフルエンザも血液検査も針を刺すのを痛がる母。
 
血管が出にくいのよね。母は。
 
でも、個人病院だから、看護士さんがつきっきりで検査してくれる。
 
今までの大きな病院だと、色々な科に回され、その度に、知っている人がいたみたいだとか、
 
何でこの科を受診しているのだろうか、とか、待っている間中不安がつきまとう。
 
ここの病院でも、入るなり、この病院この間来たわよね。まだ私の病気は治っていなかったの?と
 
不安材料にしてしまう。
 
でも診察室に入ると、先生が優しい応対で、緊張が解けて行く。
 
血圧が128/85なのに、丁度いいですねって。私は120/80でひっかかったと言うのに。
 
年が違うからなのか?う~ん
 
そして、レントゲン。
 
服を着替えすぎて、Tシャツの上にアウターを着たらしい。それも飾り付の
 
健診用の、上着を借りたようだ。
 
すべてが終わって、お腹が空いた。
 
この健診って、認知症が進んだらどうなるのだろうか?
 
尿とか、一人で取れるのだろうか?
 
ここの先生は、母が認知症と知っているから、母がわからなそうなところは、私に聞くが
 
以前のところは、母に聞いて、おかしくてもそれを記入していた。
 
あ、でもここでは、眼底検査はしていなかったな。耳の聞こえも。
 
1年交代にしようかしらん。