ご機嫌な母
月に一度の診察の日
本日は車がないので歩いて
約3000歩35分の道のりでした。
二人で歩いていると、父が自転車で追いかけて来て、
「帽子は見つからなかったけど、シルバーパスを持って来たから帰りは
バスで帰るといいよ」 (不器用な男なんです)
と言い残して帰って行きました。以前も暑いので自販機の前で足を止めたら
父の自転車がやってきて、母に水を渡していました。(ちなみに母にだけ)
そして診察、
「私はどこが悪いのでしょう」
と聞く母
DR.「ちょっと物忘れが出てきたからね。進まないように経過観察をしているんだよ。
いつも通っているところがあるんだよね。そこは、楽しい?」
「お友達はできた?」
「人数が少ないですからみんなお友達です」
「へぇー何人くらいなの?」(毎回聞いてる)
「十人くらいです」(こっちは、けっこう変わる。行く日によって変わるんですよ。なんて言う時もあった)
一応、毎回同じような質問のあと、 弟からの質問 を
先々週弟家族と旅行に行ったのですが、時々居場所がわからなくなったり、ここはどこ?と不安がったそうなのですが。
「そう。どのくらいいったの?」
「結構何度もらしいです」
「そうじゃないよ。近くに行ったの?遠くまで?日帰りなの?」(こっちには、手厳しい)
「伊豆に一泊旅行です」
「そりゃあ、不安になるさ。見慣れないところだものな。普通の反応だよ。まわりが不安がっちゃいけないよ」
「で、どういうところに泊まったの?」
「ホテルです。トイレと間違えて部屋を出てしまい、ホテルの従業員と戻ってからも
夜中に何度も起きたらしいです。」
「枕が変わると寝られないって言うからね。いつもはぐっすり寝てるんだろう」
「はい。もう」 (聞いていたのね)
「あと、粗相するといけないからとお尻の下になんか敷いたり、下着を何度も取り替えたらしいです」
「サロン(って言っていたような)に行く時もおむつしているの?」
「いいえ。全然」 (反応、早っ)
「じゃあ、色々と神経を使ったんだよ。そういうのを感じさせちゃいけないな。弟さんはどこに住んでいるの?」
「ここから5つ目の駅です」 (こういう時は他人事)
「おいしい料理食べたんだろう?温泉もあったんだろう。これからも楽しいことをたくさんしたらいいよ。」
母はDr.に全肯定されて、満足そうでした。
帰りに近くの神社により、お祭りの風景を眺め、
屋台をはじから、はじまで眺め、
水笛を一つ買い
吹きながら帰宅
途中、近所のむらさきしきぶが咲いているのを確認
帰ってからは、伊豆の話から
父と三人で、「湯の町エレジー」 を熱唱。
そうそう、そういえば、母、朝家に行った時に
東日本大震災の復興支援ソング 「花は咲く」 を
口ずさんでいました。Dr.に報告すると、
「すごいなあ。新しい曲?知らないな」すると母
「花は、はーなは、花は咲く~って、憶えやすいんですよ」って。
「毎日、サロンに行っているのがいいんだな。お薬もかかさず飲むように」って先生上手