matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

レストランでのたわいもない話

母とちょっとだけ?高級なイタリアンレストランに入った時のことです。
 
ランチだったのですが、
 
メニューは、パスタ、肉、魚の内容が書いてあって、コース料理のみ
 
それを、パスタだけ、肉だけ、肉と魚のように選ぶのですが、
 
母は肉の一点張りなので、
 
私はパスタのコースを母には肉の料理を頼んだのは良いのですが、
 
こういう店はオードブルが出て説明があり、それに沿って話をしたりしましたが
 
食べ終わるまでは次が出て来ず、その間のおしゃべりに苦労しました。
 
どこの席も和気藹々と話に花が咲いています。
 
しかし、歩いていれば、庭先を飾る花の話題、通りすがりの店や、見かけた人の話題と
 
話題に困らないのですが、閉ざされた部屋で、スタッフもそばでかしこまっているような店だと
 
何を話していいのか、母に恥をかいたと思わせたら、せっかくの食事も台無しに
 
なってしまうので、ついつい言葉が途切れてしまいます。
 
次に私にはパスタ、母には肉料理が出てきましたが、オードブル以上に料理について話すこともなく
 
家族の話をしてもチンプンカンプンになってしまうし、こちらまでが何の話をしたのか、
 
上の空で返事をしていますと、
 
母がメインの肉を食べきれないと言い出しました。私だって無理です。
 
「いいよ。残したら。デザートも来るし」と言いますと
 
「じゃ、もったいないからパンだけもらっていくね」とパンの籠にしいてあるナプキンごと取ると
 
手の中に丸めて、手荷物入れに入れてしまったので、
 
慌てて、持っていた袋に入れましたが、
 
母だけじゃなく、高齢の方は、時々突然このようなことをしますが、やるのだったら堂々と
 
持ち帰りたいとか、ドギーバッグを持って歩くとかすればいいのに、びっくりです。
 
まあそれもなんとかごまかして、デザート
 
ティラミスとジェラード 初物の柿にブドウ。
 
ちょっと話題が出来て、奥の席では誕生日を祝う集まりのようで、ハッピーバースディの歌声
 
それも話題の一つになって、母はえらく満足で、約一時間の食事を終え、
 
「とても感じのいい店だったわね。また来ましょうね」とご機嫌でした。
 
冷や汗をかきましたが、母が満足なら、またいつか。