matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

デイサービスの送り出しと父

前回の続きです。
 
お岩さんのようになったから行かれない。気分も悪いと言う母のため、
渾身の力を振り絞って出かけました。
気分が悪いは無視して
私「お岩さんじゃなければ、行かれるの」
と言うと、
母「みんなが気持ち悪がらないかしら」
と言う。
「みんな可哀想っていたわってくれるよ」
 
「見た目がねぇ」
 
「じゃ、眼帯を買って行ってあげる。デイの用意して待っていて」
 
家に着くと果たして母はどっぷりと布団の中にうずくまって、どんどんと階段を上がる私の足音も聞こえないかの
ように、寝ていました。
 
「おはよう。行くよ。」
と声を掛けると、外出好きの母は、ウキウキと起きだしてきます。
訳もわからないまま、支度をさせ、
大丈夫。大丈夫と送り出しました。
デイのスタッフさんがよくわかってくれているようで、目で合図してくれました。
 
母が出かけると父が
「東京駅が見たいから出かけて来ていい?」
ともう外出の用意をして
聞くのです。
そして、
「5時までには、帰って来るけれど家にいてね」と
「わたしね。洗濯干さないまま、持ってきたから、コインランドリーに出かけるよ。買い物もあるし
そのくらいはいいでしょ
と言って送り出す。
 
どれだけ、新しいもの好きなんだろう。
そう言って、ここの家の洗濯物を洗濯機に放り込み、自分の家のものはコインランドリーに持って行く。
うちの二回目の洗濯干す暇がなかった。
夫の仕事の手伝いもしていたので、朝は忙しい。
コインランドリーから帰ると、母と父の洗濯物を干して、床を掃除して、お昼を食べて、
昼のドラマを観ていたら、父が帰って来た。