matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

補聴器のお試し

先日、義母と義妹と横浜のデパートに補聴器のお試しに行って来ました。
 
ここ一年くらい義母は、私の電話の声が聞こえないようで、義母に用事がある時は、夫に
 
かけて貰っていました。
 
こう書くとちょっと不思議な感じを受けると思いますが、夫は、自分で中々自分の実家に電話をかけないのです。
 
行くのも、私が誘って三回に一回くらいしぶしぶ行くと言う感じ。
 
それでも結婚当初よりグッと、回数は増えているのですが、とにかく母子関係が良くないのか、
 
昨年、義母のお兄さんが亡くなった時も葬式には、私に義母を連れて行くように言い、私が遅れてもいいから、
 
絶対に来るように言って、やっと来たって感じです。
 
2007年に義母が胃潰瘍で入院かと言う検査の時も、夫は、全然行く様子がないので、私が行った。
 
だから、電話が通じないと連絡の取りようがなく、義母の家の近くまで行った時も電話しても、玄関のブザーを押
 
してもでないなど、不便を感じていた。
 
夫も弟から、母親が耳が遠いようだと聞いて、いきなり「補聴器買ったら」と切り出した時には、びっくりした。
 
その後、弟夫婦から、耳の先生からも補聴器を勧められているのだけど、本人が、家にいる分には、必要ないか
 
らと断ってしまったと聞き
 
娘たちとも相談して、デパートの補聴器売り場に行く事にした。娘の情報によると、補聴器のお試しは、
 
簡単にできるらしく、大勢の人が訪れているとのこと。
 
そんな訳で、義妹と相談し、横浜駅近くのデパートに行くことにした。
 
行ってみるとはたして、盛況で、お昼前に行ったのに、二時間は待たなければならないとの事
 
義母の状態を話し、やっとのことで連れ出したのでぜひ受けたいと言うと、予約はできないので
 
どこかで時間をつぶしてくるようにとのこと。
 
しかし、少し見ないうちに義母は歩くのがおぼつかなくなっている。
 
よく家を訪問している義妹は、階段や、エスカレーターは補助が必要。平地は補助はいらないが、
 
とてつもなく遅い。こわごわ歩いているから、二時間なんて、時間をつぶすのは、大変とばかり
 
早いお昼ご飯を食べることにした。
 
そして約二時間後、補聴器屋さんに行って、補聴器のお試しできますかと尋ねると
 
さっきの店員さんが出て来て、親切な店員さんを紹介してくれた。
 
聴力をはかると、全体的に聞こえは悪くなっていて、特に高温が聞き取りにくく、子音も聞き取りにくいので
 
聞き間違えることもままあると言う。 あと、電話を通すとまた音が高くなったり聞こえの範囲が狭くなると言う。
 
また義母の場合は左の聞こえの方がいいのに、右で取ってしまうので、余計に聞き取りにくいらしい。
 
と、ここまで聞いてわかった。 私は、声が高く、ちょっと早口
 
義妹の声は、低音で、ゆっくりしている。だから、私の声は認識できなかったのかもしれない。
 
電話を切られたけど、行った時は、若いセールスの人かと思って切ったと言われたから。
 
そして、実際に補聴器をつけてみると、後ろの人の声がうるさくて、集中できないなんて、今まで聞こえなかった
 
声が聞こえていたようだ。
 
しかし、それまでじっと座っているだけだった義母が、その補聴器やさんに訪れる高齢の方々の積極的な様子を
 
見て、また服装の若々しさを見て、何か感じるところがあったみたいだ。
 
帰りにブラウス売り場が見たいなんて言い出し、道行く人たちの服装も興味を持って見ていた。
 
義母の聴力は、年の平均くらいで、高音だけは、ちょっとそれも下回るものの、なんとか、なくても
 
生活ができないことはないと言うものらしい。ただ、使い始めは操作がちょっと、面倒くさいかもしれず、
 
義妹は、さかんに、スイッチのやり方を忘れたり、補聴器そのものも小さいので、なくさないかと言うことと
 
やり方を覚えられるか、どのくらいで電池を変えなくてはならないか等、を聞いていたが、
 
ボケが出て来たらちょっと無理なんじゃないかと言う感じでした。
 
本当に昨年の今頃まで、週一回ゲートボールに通い、市の講座とか催しに通っていた義母さん。
 
9月の末に玄関前で転び、腕を骨折。お年寄りに、骨折って、骨折した場所だけでなく、色々なところを
 
衰えさせるのね・・・と実感