matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母と銭湯

母と銭湯に行ったのは、もう一年以上前
サウナの使い方がよろしくないと二人とも叱られ
しばらく嫌な思い出が付きまとったからお風呂に行く時は、日帰り温泉にしていました。(前に書いたかと思いますが、母は家でお風呂に入るのを嫌がります。
でも時には入ります。お風呂に入ってくれないと父に言われると連れて行くことが多いです)
 
昨日は、すごく汗をかいていましたし、車もないので、近くで出かけられそうなところと思って銭湯に出かけました。
 
 
銭湯では、脱衣所で服を着替え、かけ湯をして
蛇口の前にすわりました。
私が先に入っても母から見える一番お風呂よりのところです。
 
銭湯の洗い方の順番はわかりませんが、
日帰り温泉の場合のように、頭から洗い始めました。
しかし、シャワーが備え付けで、手に取れないため、手桶にお湯を取って
洗い始めました。
すると、
隣の人が
「そのボタン押したらいいのよ」と気を利かせてシャワーのボタンを教えてくれました。
「でも、自分以外にかかりそうで」
「はじめに言ってくれたら、我慢するから。
近頃の若い子は言わないでやるから、嫌だけれどね。でも注意したら、怖いでしょ。
家でちゃんと教わっていないんだろうね。」
当たるんですね。そんなのわかっていてできません。
桶で洗っていると、後ろっから水が当たる。
桶だって当たるのですね。
そっと使うから、時間がかかる。そばに人がいなくなったのを見計らって
シャワーを使う。やっぱりこっちが早い。
母は、毛だらけになりながら体を洗っている。
いつの間にか戻って来た隣のおばさんが、
「毛が流れていない」と言う。
桶で何度も流す。
「そんなにやらなくても大丈夫よ。さっき隣だった人が髪が長いのに
流していかないから、残っているのよ。
流し切らなくても、一応流すのが礼儀でしょ」
 
仰せのとおりですが、真ん中の私をはさんで、
母は泡も付けたまま髪も流さず、あかすりに夢中だ。
手伝っても流し切れず
おろおろしている私に母が、
「ボスみたいな仕切る人がいるところって嫌ね」
みんな良家の奥様みたいなのに、細かいです。
いやはや回り中そんな感じなんですけれど、桶がどうたら、こうたら、
サウナの使い方がどうのこうの。
母は延々と体を洗っているので、先にお風呂を使わせてもらうことにした。
銭湯と言っても、ジェットバスあり、電気風呂あり、色のついた温泉あり、どれに入っていいかわからない。
取りあえず、母から見えるお風呂に入ると、
先に入っている人が、オリンピックの話を振って来る。
サッカーの話から、バレーボール。高校野球竹島問題
相槌を打ってから、他のお風呂に移ると
今度は、イオン泉だったようで、そこに入っている人はお風呂の入り方を説明をしてくれる。
水風呂と交互にはいると良いそうだ。
お元気だわ。
彼女が水風呂に移動したのと一緒に母のところに戻り、
一緒に白いお風呂に入る。
こんな熱いお風呂には入れないと言うので
五分だけ入ろうと言って、なるべくぬるい(それでも40度くらいあります。)に
入った。
母はまた体を洗うと言うので、また洗って、その間にまた隣の人から
サウナとプールの入り方を教わり
最後に無色のお風呂にはいり、かけ湯をして出て来た。
母と行ったのに、ちっとも母と話せず、母もまた誰かに声を掛けられ
衆道徳に則った入り方が出来たでしょうか
 
 
帰る時に去年の記憶がよみがえったのか、仕切りやの○○さんがいるとか、
また声を掛けられると嫌だから早く帰ろうとか、言ってました。
 
次はやはり日帰り温泉に行く事にしよう。
母の精神的負担を考えるとやはり、ゆったり入れる温泉の方が良いようだ。
 
一つ良かったのは、帰りにアメジスト風のブローチを買いました。
すぐに物をなくすから、アクセサリーをつけられないと
最近はつけていなかったのですが、
なくしても気持ちの負担が少なくてすみそうなくらい安かったので、
買ってさっそくつけて帰りました。
 
とてもうれしそうでした。
家に帰ってから、
アクセサリー屋さんが閉店して破格だったのよと父に自慢していました。