matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

薬がきらい

母は、薬に対する偏見があるのか、薬を飲みたがりません
もともと、家の救急箱にも、怪我した時の薬くらいしかなく、
薬を飲む習慣がありません
 
薬には副作用があると信じてちょっと症状が良くなると
飲むのをやめてしまいます。
 
つまり物忘れの薬を飲もうとしないのです。
そんな訳で、アリセプトを飲ませるのに、様々な試みをして
今のところ、デイサービスの人に渡して、デイに行く日は飲ませてもらっています
そして、行かない日は、以前は私が飲ませていて、
今年に入ってからは、父が飲ませるようになっていました。
 
ところが、父は、「飲まないと良くならないよ」とか、
「高い薬なんだから、ちゃんと飲ん」でと言って飲ませるようで
母は、ついに、父の手元にあった薬を袋ごと裁断して、
ゴミ箱に捨ててしまいました。
 
今、娘が介護について勉強中なので、色々と聞くと
以前は年をとると頭も衰えると思われていたのですが最近では
高齢者の知能と言うものは、鍛えていれば良くなる一方で
しかも経験から洞察力が出てきて、とても頭がまわるそうです。
たとえ認知症になっても、記憶力がなくなるだけで、少ない記憶から
推察することも可能なので、いい加減な事を言っていたら、納得してくれないのは
当たり前なのだそうです。
だから、いい情報を与えて納得してもらったり、不安を取り除いてあげれば、
薬も飲んでくれるはず、
父は逆に、情報が多すぎて(病気の本を読んだり、認知症に関するテレビを見たり)
情報に踊らされて、神経質になりすぎて、戸惑いを持ちながら薬を与えるので
母が心配になってしまうようです