matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

介護のむずかしさ

ここのところ、週に3日は、母の介護に出かける。
弟は仕事が忙しいため、月に一度か二度顔を出すようだ。
 
私がいくら行っても弟の穴は埋められない。
情報がないからだ。
なんで忙しいのか、会社にこき使われているのではないかと
父母の心配は、つきない。
 
母は弟の顔を忘れやしないかと心配をし、
父ははなっから、弟を頼りにしている。
 
それもそのはず、母がこんなになるまでは
嫁にやった娘は当てにしないとばかりに娘は寄せ付けなかった。
母や、父とも外で会うことが多かった。
 
家の中の事だって、私が結婚してから、移りすんだ家なのだから、
勝手もわからない。
 
そんな訳だから、どんなに二人とも弟と会いたいか
会えない事がどんなに不安なのか、計りしれない。
 
介護を初めて早二年、当初は私が週日、弟が週末と暗黙の了解で
面倒を見ていた。
 
先日、私が行った時に、私が居るのに弟に電話をし、弟の家にも電話をしていた。
ちっとも繋がらないし、繋がらないことが多く、心配だと言っていた。
 
母の家を出てから、買い物や、クリーニングなどの用事をすませて
家に帰ると、弟から、調べ物の依頼のメールが来ていた。
 
とてもじゃないが、日常の家事のほかに少なくとも取り込んでそのままになっている洗濯物の山、郵便物の仕分けをしないと、支払いが遅れたり、家人たちの着る服がなくなり、パニック寸前。
夫のイライラにもきちんとした返答が出来ないままなので、
取りあえず、翌朝
弟の依頼の件、
猶予がどれくらいあるのか、弟の家に電話をした。
案の定、留守電なので、それをいれ、
用事のため外出
用事で人と会っている時にメールが来た
高齢の父母がいることを知っている人なので、
メールを開けると
義理の妹から、
「今なら電話できるが、すぐに用事ででられなくなる。そしてそれは夜遅くまで続く」とのこと、
急いで帰り、自分の夕食を手早くすませ
件の調べ物をし、家族用の夕食も作り
弟にメールを返した。
夜遅くまで調べたり、片づけたりしていたので、朝起きたら、
足が固まって動かなくなっていたので、贅沢にも朝ぶろに入っていたら
娘や夫が、義理の妹から電話と騒いでいる。
まだ七時になるかならないかの時間だが、
すぐに出かけるからとのこと
慌てて出て、折り返し電話すると、
なんか不機嫌だ。
まずは、義母が骨折したときに、番号が似ているので間違えてかけてしまった詫びをし、
電話したいきさつを伝えたところ、自分の関知するところではないとの返事
家では、夫が窓口だとしても私が処理することだし、なんの相談もなく
弟が一人でしていたとは、思わなかったので、しどろもどろ
次に、父が連絡がつきにくいと言っていたので、連絡方法を見直してほしいと
言ったら、
留守電に入れてくれれば、必ず返していますとのこと。
弟の会社にも昼休みにかけているみたいですよ。と
私が行った時は、電話するだけで、留守電は入れてなかった
昼休みにたしかにかけていた。けれど、
やはり出ないなあ。昼休み終わってしまうなあと言っていた。
 
父たちの年齢の人にとって、留守電は苦手だろうし、ましてや、会社に電話なんて
しづらいだろうに。
 
「週末は、デイサービスのことを忘れないためにも、ちょっとそのことに触れて
かけてもらえると助かるのだけれど。」
 
「弟ちゃんと考えてみます」で電話は終わったけれど。
 
親の介護なんて、金持ち、貧乏関係なく、突然やってくる。
たまたま結婚した相手の親がボケてしまったので、
気の毒だとは、思う。
ヘルパーさんを頼めば、と言うが、
母は完全ではないが、身の回りのことは出来る
もしくは、出来ると思っている。
ただ時々不安になるのだ。
みんなに迷惑をかけているのではないかとか、
みんなの顔を忘れてしまいそうだとか。
 
看護師さんからも言われたが、本人が状況がわからず、一番つらいのだから、
スローダウンさせてあげるように家族が手伝っていきましょう。と言うのが
私は良いように思える。