夜中の火事

母がデイサービスに出かける用意をしている時

ごみを収集する音が聞こえて来た。

バケツをしまわなければならないので、外に行くと

お隣の○野さんが出てきて

「先日は夜中に近所で火事があって、外に飛び出すと

お宅のお母様がいらして、『一緒に見に行きましょ』って声かけてくださって、

私なんて足がグラグラするのに、お母様しっかりしていらして一緒に見に行ったのよ。

久しぶりでお話しできて楽しかったわ。すっかり明るくなられて、お元気になったのね」

と言われた。

その話は聞いていたので、

「いいえ、こちらこそ、お世話になりました」と言って

家に戻り、母にそう話をすると、

「そうなのよ。ウーウーって、消防自動車の音がするから、外に出たら、両隣も顔を出していて

大丈夫だから見に行きましょって、腕を支えて見に行ったのよ」

と

「そう、どの位の火事だった？」

「行ったら、ほとんど火がなくて、大丈夫だったんじゃない？」

 

よほど印象的だったのかな？

それとも話を合わせている？