デイサービスに行くためのお手伝い
義理の妹からの提案
「お姉さん、デイサービスの度に支度を手伝いに行くのは大変でしょう。
今は、高齢者向けのメイクをする人もいるのだから、そういう人に任せたら」
確かに母は、デイサービスに行くのに、とても気を使う
とにかく、化粧をして、きれいな服を着て
お風呂に入っていないから嫌だとか、
白髪が目立つから嫌だとか、
トイレに近くなると嫌だなんていうのもある
だから、デイサービスに行き始めた頃は、行く前の日にお風呂に入れ、
服を選び、時には季節に応じて購入したり、していた。
でも最近は化粧もうまくなってきたし、工夫もする。
服だって、だんだん好みがわかってきた。
明るい色で、皺とかが目立たない七分袖とか、襟のつまっているもの
それも前回行った記憶が薄れているから、しばらくぶりで行くのに、
具合が悪そうと思われないもの
持ち物も、最初はバッグに
ハンカチ、メガネ、ちり紙、手帳、ペン、扇子、お財布、帽子、など
かなり多かったが、今日はハンカチとメガネだけだ
向こうにちり紙がなかったら、トイレに行かれい。
やったことをメモして来なくちゃ。
お金ないと帰れない。
などと言う不安が信じられるスタッフのおかげで少なくなったからだと思う
出かける前のそんなに長くはない時間で、母は、その日の健康状態、
不安なこと、父の事をはじめ、色々な話をする。
特に気にしてほしいことがあれば、連絡ノートに書く。
送りだすときのスタッフさんとの、言葉のやり取りとアイコンタクト
いずれヘルパーさんの手を借りる時が来るかもしれないけれど、
今はそっと母の様子を見守って行きたいな。