matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

認知症患者の自尊心

叔父から、電話。
 
母宛に手紙を送りたいけれど、大事な手紙だから、私のところに送るというもの
 
大事な手紙なら、母のところに配達日指定で送ってほしいと頼む。
 
叔父「大切なものだから、なくされたら困るのよ」
 
私「だから、到着の日は、一日母の家にいます。ハンコが必要な書類なのでしょ。
 
母宛に届かなかったら、娘の手を煩わせなくては書類一つ書けないなんてと
 
絶望するので母のところに送ってください。依頼のファックスは家でいいです。
 
お手数ですがよろしくお願いします」
 
叔父「わかった。9日に届くようにするね」
 
 
ところが、昨日父からの電話。
 
父「前に聞いていた手紙が、届いたよ。ハンコがいるんだけど」
 
私「ハンコは私が持っているから、行く時まで、待ってて」
 
ほうら、やっちゃった。父が家にいたから良かったけれど、大事なものなら、
 
余計に仕舞い込んでしまうのだから。
 
かと言って私のところに届くと、
 
「大切のものなら、どうしてスキャちゃんのところに届くの。スキャちゃんの手を
 
わずらわせるような事はしたくない。私は、そんなこともできないようなお荷物な
 
の?だったら、死んだ方がまし」とばかりに、ハサミを持ってあばれたり、大変。
 
ハンコなんて、長女だからちゃんとした説明がなければ押せないと、
 
叔父さんも説明に来たばかりじゃない。(お茶のんで、世間話して夕飯一緒にして楽
 
しかった記憶と説明されたという記憶は残るのね、)
 
シャチハタ印以外は、押さない人なんだから。今までは兄弟が多くてなんでも母のお
 
兄さんが一人で決めて来たけれど、伯父さんが亡くなった今、これからは、みんなで
 
分担して、やらなくちゃならない。誰かに負担がかかるといけないから分担しようとい
 
うことになったのだけど、長女の母は、それも責任を感じて私が誰それって指名
 
すればいいのだけれど、角が立つと嫌だからとみんなで集まったのに。(仲良しすぎ
 
て、集まってもおしゃべりだけでほとんど終わってしまう)
 
二年前は、母の兄弟みんな夫婦で旅行に行っていたのに、伯父さんが怪我して
 
亡くなってみると、みんな病気になっていたり、伯父さんの穴を埋めるのが難しい
 
状態になっている。だからこそ、下の方の兄弟(ほとんど私と年が変わらないけど、
 
病気で動けない)に負担がないように色々決めておかなくちゃならないのに。