高齢者の熱射病

父の通いの施設から電話

熱があり喉の渇きを訴えているとのことで

かかりつけの病院に来ました

診察のあと

点滴をしながら血液検査、X線など検査を受けているところですが

隣で待っているご夫婦

旦那様94歳がお腹が痛いとのことで

救急車を呼んだそうです

かかりつけ医に連れて行って貰うつもりだったのに

救急病院に連れて来られてしまった

検査と言ったきりお父さんが帰って来ない

「やだね

　お腹が空いたよ帰りたいよ」

ってずっと言っています

そのうちにお父さんが帰って来ましたが

今度は検査の結果待ちです

今度は

お父さんに

「どんな検査を受けたの？

　エコーて何？

　時間がかかったの？

　やだね　もう痛くないなら,うちに帰ってご飯を

　食べよう　お腹空いちゃったよ

　10時に来たのにどれだけ待たせるんだろうね」

って矢継ぎ早に話しかけている。

病人のお父さんの方が

こんな検査だったとか、痛くないから大丈夫だよとか

奥さんをなだめている

こっちもずっと待っているけど

飽きない

うちの父はまだ検査中

結局、おとなりさんお父さんを待たせておいて

売店でパンを買ってきた

なぜか、ホットドリンクを買って来たらしく

お父さん

「飲めないよ。いらないよ」

と言っている。

看護婦さんが出てきて

「食べられる状態じゃないんですよ

　食べないで下さい。飲み物もダメです」

って

まあ大変

うちも食べられない感じかな？

あ、やっと帰ってきた

この時点で14時ちょっと過ぎくらいだったかな