matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

車椅子の押し方 大腿骨骨折から約5か月目

ここのところご無沙汰しています。

相変わらず、あまり変化はないものの
何かと用事がある毎日

自分のお母さんのお見舞いに約一日おきに出かける夫
目標があるのか
生き生きしてきましたし、元気にもなって来たような気がします。
規則的な日常は大事ですね。

ところで
義母、リハビリ病棟でずいぶんリハビリも進んで来たようで
介護に自信をつけた夫は
私の母を連れ出そうと
提案して来ました。

軽い散歩と言うことで
生田緑地のバラ園に行く事にしました。

夫が車椅子を担当してくれると言うので
お願いしました。

まずは、車の乗り降りです。
車椅子から車の座席へ写る場合

母はもう自力で立てるようになっているので
敢えて、あまりくっつけません。
車椅子のブレーキがちゃんと掛けられるところで
しっかりと立って貰って、体の向きを変える余裕を残して
移動させると意外にうまく行きます。

夫はもどかしいのか
お姫様だっこをして乗せようとしますが、
本人が不安がって
あっちこっちにつかまるので
あぶないやら、足の付け根をひねりそうでハラハラ

下りる時も同様に
車椅子と車の間に自分が入り
身体の向きを変えてもらって母に肩を貸します。
身体の向きがあまり上手に帰られない時はズボンの後ろを持って補助します。

夫は時間がかかると初めは思っていたようですが、
焦らせると
かえって怖がって時間がかかるので、次第に
車椅子を用意するのは夫で乗せるのは私になっていました。

それでも園内は夫が頑張って車椅子を押してくれました。
ガタガタ道、段差のある道でも
さすがに男の力で乗り切って、園内くまなく回ってバラの香りを楽しみましたが

ボランティアガーデンまで行くと
もうここは段差があって大変だ。
「我慢してよ」と母に声を掛けています。
段差では、ステッピングバーを使ったらいいよと
イメージ 1
言っていたのに、ハンドルだけで持ち上げようとしています。

母もひゃあ、ひゃあ、悲鳴を上げているので
ちょっと代わってみました。

ゆっくりとステッピングバーに体重をかけて
車椅子の前を持ち上げて、段差を上がって行くと
それほど大変でもなく移動できました。

でもあまり力持ちだと思われるといけないので
ほどほどにしました。
夫は坂道を下る時も後ろ向きに降りたり
他の介護施設のスタッフのやり方を見よう見まねで
がんばってくれましたが、

まだまだプロには、勝てませんね。

私も、まだまだ車椅子の移動は苦手で
後ろに引く時は
母が怖がって降りてしまうといけないので
ちょっと後ろに引っ張るからねと
いいながら引きます。
よくスタッフさんは、
ちゃんと手をアームに乗せておいてとか
声を掛けていますが、
あれも必要なことですね。
とにかく認知症ですので
なんで車椅子に乗っているのか認識されていないです。
ただらくちんだと思っているので
時には、
止まった瞬間に
立ち上がることもあります。
「このまま座っていていいよ」とか、
「ちょっとだけここでお花を見ていようね」などと声掛けもいるみたいです。


これで自信をつけた夫は
翌日、自分の母親を車椅子に乗せて
病院中、散歩させたみたいです。

「何の反応もなかったよ」と言うので
「ベッドの上の景色と違って、楽しかったと思うよ」と
言うと満足そうでした。