matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

ところざわの ゆり園・・・アッハの森

西武ドームのとなり
 
急遽、行く事となりました。認知症要介護3の母とダンナと三人です。
 
イメージ 1先日
NHKのニュースでも紹介されて
いましたが、
それほど広くはないだろうと
タカをくくって
行きましたら、
外周一周すると1000m
約一キロだそうで、
 
アップダウンもかなりあって
運動靴がおすすめです。
 
 
 
それなのに、
本日夫が
「自分はゴルフの練習に行くから電車で行って
二人で映画でも観るといいよ」
と言うもので、タウン仕様の恰好で実家に行ってしまったので、このアップダウンがきついです。
 
実家に着いて母に着替えをさせていると(私の場合、口先だけで指示というか提案ですが)
 
気の毒と思ったのか夫から、「車がないと不便でしょ。運転手してあげるよ」との電話
 
どこそこってすぐに言わないと怒るので、そのテレビの記憶で 「ところざわの ゆり園」と言ってしまったのです。
 
でも行って良かったイメージ 2
遅咲きのゆりがまだまだきれいに咲いていました。
 
途中で、一面のゆりを楽しみながら、
香りも楽しんでいます。
 
夫は元気なので、どこかに行ってしまっているので、
私と母がゆっくりと歩いています。
ところどころにベンチがあるので、
こうやって休みながら観ることが
できます。
 
 
 
 
イメージ 3
どちらかと言うと母の方が
元気で
私が先回りをして
写真を撮りたいのに、
すぐに追い越されてしまいます。
入口の近くには、売店
あって、
ユリ根入りの焼きそばが
ありました。
 
ユリ根の天ぷらも通常は
あるのだそうですが、
最終日なので
残念ながら
売り切れ
 
そうやってゆり園を満喫した私たち
 
出口を出ると帰り道が二つ
夫が階段ではなかったからスロープだよと
下ろうとした時に
母が
「私は階段でも大丈夫、降りられるわよ」と言うので
階段の方に行くと、もう一つ帰り道が
「そうだ。こっちだった」と
みんなの記憶の曖昧さに大笑いをして帰って来ました。
 
ゆり園の帰り、
母は「緑がきれいで、花が咲いていて、平和って本当にいいわ。
もう誰も戦争なんてしないわよね」と
何度も、何度もかみしめるように言って帰って来ました。
 
その後、基地を飛び立った飛行機なのでしょうか、地上からそんなに離れていないところに
飛行機を母が見つけ
「戦争中は、空襲警報がなったと思ったらすぐに爆弾が落ちて来るのよ
もうあんな経験は二度としたくない」と言っていました。
 
母の実家は、歩兵第三連隊の近くで、戦後は、GHQが近かったと言うので
歴史の変化をつぶさに見て来たのでしょうね。
 
夫が「まだ早いので八王子の道の駅につれて行こう」と
言ったら
母がハッと思い出したように
「八王子って八人の王子がいて、人々を禍から救ったのよ」と言った
夫がすぐに「そんなバカな」と言ったもので
母「あら、聞き違いかもしれないわ。ごめんなさいね」だって。
 
夫は認知症と言わず、痴ほう症と言うくらいだから、
母がまともなことを言うと思っていないみたいだ。
 
おかしなことも言うがまともな事も言うのだ。
頭の中を断片的な記憶が糸の切れた風船のように漂って
いるのだと思うのだけれど。
 
もう、ダンナちゃんたら、母が認知症だからって、何もかも否定しなくてもいいのに。
母は、ダンナちゃんとは、モメないので助かるが
冷や汗もの。