matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

介護度3の母とドライブ

夫の友達にも親の介護にかかわっている人たちが
かなりいらっしゃるようですが、
うちの母のように一緒にドライブなんて出来ないと言っているらしいです。
きっとうちの場合、介護度の認定が甘かったのではないかって話したらしいのです。
 
ある友達のお母さんは、トイレが近くて30分と持たない。車に乗せたらトイレ
またある人は訳も解らないことを言って、おとなしく乗っていない。
 
うちは、そんなことはなかったかと言うと、決してそうとばかりは言えないのですが、
トイレも病院に入院した時は、やはり30分たたずにトイレに行ってました。
ベッドがあたたまる暇がないですね。
 
でもドライブについては、何より、母が車で遠出をするのが好きで、大変さを通り越して、喜んでくれるので、
ついつい行っていたような気がする。
 
とにかく、今でもそうですが、
介護度が2までのことですが、
私が行くというと、まず、出かける用意をしている。
車に乗るとうれしいのでしょう。はしゃぎだして、景色を見ては色々と質問したり、
「あ、自転車が!」」なんて叫ばれるので、目的地に着くまでには、こちらの方がつかれてしまいます。
勿論、乗っている間も手元の整理を怠らず、財布を忘れただの、ハンカチがないとか、
とにかく騒がしいです。
だんだんおとなしくなりましたが、それでも
先日も、車の色が気になるのか、「白い車が多いと」か、「タクシーは、黒って決まっているの?」
とか、答えがあまり考えつかない質問をされるのがきついです。
 
「あの車はベンツよね」とか、「川越ナンバーの車を見たけれど、遠くから来ているのかしら」とか、
「あのタワーは、何て言うの?」「あの山は丹沢?富士山は見える?」とか、
「今どのあたり?」「それは、東京なの?」とか、
相変わらず、質問は多いけれど、こちらが慣れてしまったのか、真剣に答えなくなったのか、
「あの車はベンツよね」と言われても
最初の頃は、「そうそうベンツ」
しばらくすると
「あの車はベンツよね」
「そうそうベンツ」とこっちも繰り返していたのが、
「そう。よく知っているねえ」とか、「どうしてわかったの?」とか、言うと
うれしそう。
「今どのあたり?」と聞かれて、私は町名くらいしか言えないけれど
夫は、道は間違えるのに、地理は、詳しく、ショッピングモールとか、遊園地、大学、大きな企業の工場など
説明するので、話が繋がる。
まあ、また話が途絶えると、どのあたりと聞かれるけれど。
 
でも二人だからいい。
一人で連れて行くと、帰りに寂しくなって、うちに帰りたくないと駄々をこね始める。
箱根で逃げ出されたことがある。
あとで父に聞いてみたら、父のお姉さんを入れていた病院の近くで自分も入れられると思ったのか
逃げ出したみたいだった。
訳がわかればまだいい。
 
突然、死んでやると言って車のドアを開けそうになったことがあった。
あわてて本線から外れて、細い道路に入ったら
ずっとパトカーがついて来る。
まさか自分の車と思わずに譲ろうと車を寄せたら
お巡りさんが降りて来て
青だったけれど、右折の矢印が出ていなかったと言うことだった。
 
まあ色々あるけれど、いい空気を吸って、きれいな景色を見たら
覚えていなくても気分は良くなるだろう。
イメージ 1
 
シナプス元気になあれ。
 
で、御岳山のレンゲショウマの群生地を5分ほど歩いた。
母は、スタスタ歩いていたが、
 
私がダメ
私は多分15分くらいかかっていた。
二人を待たせてしまった。
 
 
 
 
 
 
イメージ 2ケーブルカーの後は、リフト
乗り降りする時は、停めてくれると言ったのに
停めてくれないから、かなりユラユラ揺れました。
 
母が途中でリフトに乗っていることを忘れて
手すりを離さないか心配でした。
これが最後かな?
 
ケーブルカーも最大斜度25度
怖いですよ。
 
母のお楽しみは、ここまで。
夕方は、また歯医者が、
これは、弟に頼みました。
 
夫は、歯医者もおまえが連れて行けば、弟君が来なくて済むだろうって
でもね。歯医者って週に何度もあるんですよ。
歯とか骨とか嫌ですよね。もとに戻らないから
圧迫骨折、またレントゲンを撮ってもらったら
つぶれたままで固まったそうで
「先生、じゃ、背が低くなるってことですか?」って思わず聞いちゃいました。
そしたら
「ここまで回復したんだから、減っても1㎜くらいじゃないか。背が低くなるのは、脊髄の髄液が減るから
だよ」って
一時台形になった背骨がギザギザとはいえ、ほぼ長方形になったのだから、
いいと思わなくては。
 
それにしてもアクション俳優さんたちの背骨は、大丈夫なのか?