matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母の夢は、逆夢?

日曜日は、マンドリンの一日練習だったのだが、心配で朝の薬を飲ませに行く。
 
8時半に着いてみると、母は寝床で、怖い夢を見たと言っている。
 
何の夢を見たのかと聞くと
 
富士山のような高い山からゴロゴロゴロゴロ転がって、下まで転げ落ちて行く夢だと言うのだ。
 
「悪い夢かしら」と言うので
 
「富士山はとても縁起のいい山だし、転がるというのは、何か転機があるっていうことなんじゃない?
 
だから楽しいことを始めるといいんじゃない」
 
と言うと、
 
「あなたは神様のようだ。ニコニコ笑い飛ばして、いい気分にさせてくれる。逆夢なんだね。宝くじでも買いに行こうか」
 
と、お手軽な転機を提案。
 
まあ気分がいいのは、いいことだ。(今朝家を出る時に夫から、もう鬼嫁って言われないのと言われたばかり。
 
ちなみに最近は天使なんだよ。後光が差しているってと返した。)
 
軽く朝食をさせて、薬を飲ませようとすると、父が、冷蔵庫から色々と出してくる。お世話がいい。
 
食事を温めて、お茶を入れてって、やっていることは、とても親切なのに、口は、
 
「この人には、困ったよ。ちっとも薬を飲まないで、飲ませようとすろと毒だ。毒だと言って怒る」
 
主介護人は、一日顔を合わせているのだから大変だよね。
 
テレビで将棋が始まったら、父はそれに夢中になってしまった。
 
母は、父の背中に向かって、色々話しかけるが、テレビに出ているこの人はなんていう人かとか、
 
元気そうだとか、感じがいいとか、父は、渡辺何某が強くて、連勝をしているのだとか、言っているのだが、
 
すぐにどういう人かわからなくなって、若いとか、見た目の話になる。
 
それでもつるの剛士と、岩崎ひろみが出ているので、画面が華やいでいて、飽きないみたいだ。
 
しかし、それが終わってまた将棋の番組が始まると、もう無理だろうと判断し、
 
ちょうど、洗濯物が洗い終わったので、それを干して買い物に連れ出した。
 
洗濯を干してから買い物に行こうと言うと、母は
 
「洗濯干しは後にしてすぐに買い物に行こう」と言う。こういうところは、病気になってからの傾向
 
絶対に家事を後回しにしてからなんて出かけない人だったのに。そこで
 
「私たちだけ働くのはつまらないじゃない。お日様にも働いてもらおうよ。特にここのうちのお日様は
 
えらく乾かすのが上手だから」と言って、干してもらう。
 
 
 
駅までぶらぶら歩いて、昼食の買い物をして、帰ってきて約1時間弱。
 
帰りに、雨が降って来たと店先を片付けはじめた店主をいち早く見つけた母の言葉で
 
帰りは比較的早かった。急いで帰って来たのに、母は、テレビを見ている父に
 
「雨が降ってきたのだから、早く取り込んで」って、
 
「え、父にやらせるの?」と言うと、
 
「根性なくなって、ダメねぇ。やる気がおきないの」と椅子に座り込む。
 
食事の支度も私がして、母は、ずっと「根性がなくなって、情けない」を繰り返す。
 
どこか体のスイッチがオフになっちゃうのかしらん。
 
とにかく三人でお昼を食べて、昼食後の薬を飲んで、私は、午後から練習に参加しようと、駅までダッシュ
 
電車ってすごい。車だったら一時間くらいかかるところを20分くらいで行ってしまう。
 
いや、でも私が25分くらいかけてダッシュしたから、同じくらいかな。