matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母定期検診 神経科

昼食
同じフロアーの利用者さんと一緒に
食事が出来なくなって
いつ行っても、他の利用者さんが食べ終わるのを待ってからの食事
遅い時は二時半になったりして
胸がしめつけられる思いがしていました。

これをドクターに報告しなくちゃならないのかなと思いながら
施設に行きますと
ヤスコさんも外出の支度中
「お出かけですか」と声を掛けると
「今日はコンサートに行くのですよ。音楽でも聞くのが気休めなんですよ。そちらは?」
は言うので
「うちは病院なんですよ」と言う。
「まあ、どちらがお悪いのでしょう?」
「定期検診です」
いつもおだやかな方です。母と出会うまでは、とても暗くて母の方が
丁寧な応対をしていたとご家族に言われましたが、
それは遠い昔のような気がします。

さて、母を連れて出かけます。
もう娘かスタッフかよくわからないのでしょうね。
時々丁寧にお礼を言われます。
施設の前に置いてある車に乗せると
きょうはとても上手に乗ります。
「随分乗り方が上手になったわね。乗るのに慣れて来たのかしら」
と言ったのが効いたように、一日上手に乗り降りしました。

さて、駐車場から200mくらいの病院に行きます。
普通のマンションの一室なので、車椅子をドアの前に置いて
歩いてもらいます。
母の場合、「三百六十五歩のマーチ」を歌うことによって
足が前に出ます。
今日は、トトロの「さんぽ」も歌ってみました。
母も一緒に歌います。
しばらく待合室で待っていますと
ドクターに呼ばれました。
「元気でしたか? 待合室で歌を歌っているのが聞こえましたが、
最近、どこで歌ったのですか?」
母「さっき歌っていたのですよ」
ドクター「うまいですね」
母「では、ご馳走してください」(歌が上手いと食べ物がうまいを掛けたつもりです。ジョークが大好きなのです。)
ドクター「帰りに食べに行くのですか?」
母「甘いものが好きです。はい。」と
手を出します。
ドクター「不景気なんでお金がなくてご馳走できないんですよ」
ドクター「足はどんなですか?」
母「さっき、そこでぶつけました」

ニコニコして答えるので、問題なく終了

みんなと一緒に食事が出来ないので、食べにいくのですと言ったのですが、
「しょうがないよね」と言うことで終わり。

まあ、そんな気がして来た。

診察が終わって、部屋を出ると入れ替わりに
まるでWOWOWでやっている「グッドドクター」の主人公ショーンに顔も
しぐさも似ている外国人の青年が入って来た。
自閉症なのだろうか。
あまりに似ているのでびっくりした。

たなばたの短冊に母は「友達とケーキが食べたい」と書いてあったのを
思い出して、不二家レストランへ行った。
土曜日のせいか、私たちがいる間中
ハッピィバースディトゥユーが流れていた。5組くらいかな?

その度にペコちゃんが台車で運ばれて行くので
「小さいのに、よく働くわねぇ」と心配していた。

食事の仕方がいよいよ、むちゃくちゃになっているが、
よく食べた。