matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

介護用ロボット導入のデモと介護用アザラシ型ロボット

ケアプランの話し合いにGHを訪れると

一人のスタッフが奇妙なものを腰につけている。

どうやら、介護をする時にスタッフの腰の負担を軽くする道具のようだ。
つけているスタッフの動きがぎこちない。

しゃがんだり、立ったりの動作を繰り返しているが
お腹が締め付けられるとか、動きが制限されるとか
すんなり使用するには、ある程度の時間と適性があるのかも

しかし、ためしに
誰かを抱き上げてみようと言うことになり、
キヨちゃんが立候補

スタッフさんが抱きかかえようとすると
喜んで
抱き着く

持ち上げたいのに、顔をうずめて喜んでいる。

そこで、車椅子のTさんをソファに移動させることにした。

他のスタッフさんもいざと言う時のために介助に回って
Tさんを移動させてみると
「すごく楽」
だったらしい。

しかし、サイバーダイン社のHALを腰から取りのぞくと
「腰が重たい」と言う感想
今まで普通に腰を支えていたものが楽を感じてしまうと
普通に立っているだけで腰が重いと思うらしい。
筋力が育たないのではとスタッフ同士が心配していた。

次に
セラピー用のあざらしロボット「パロ」ちゃん
まずは、母が抱いて、頭をなでると喜んで手足をバタバタさせる
その手足の動きが気持ち悪いらしい。
抱くのをやめて台の上に乗せていじっている。

他の利用者さんもやって来て
抱いたり触ったり、
先ほどのキヨちゃんもやって来て、様子を見ているが
気持ち悪いとか、怖いとか言って抱かない。

新人のMさんは、可愛い、可愛いと言っているが
やはり抱くと重いのと固いので違和感を覚えるようだが、
比較的気に入っている様子

普段無表情のIさんが笑顔を見せたのでスタッフが大盛り上がり
エイコさんは、関心を示さず
唯一の男性の前に置くと
しばらく観たあと、投げてしまった。

再び母の前に戻って来たあざらしくん
名前を呼ぶと喜ぶと言うので
勝手に
「ゴマちゃん」とみんなで呼ぶのだが
知らんぷり
目を閉じてしまった。
説明に来ていた人が
叩くと「ギャー」と言います。
と言うや否や
母が
背中をボン
動きが止まってしまった。


充電が切れてしまったようだ。
「キヨちゃんが可愛くないわねえ」
って、
認知症の人って正直だわあ。


ただ、充電する時におしゃぶりのようなものをくわえさせるのは、
可愛らしい。

でも、利用者さんたち、待てないのよね。

これらのデモは、
政府が来年2月にも、介護施設が高額な介護用ロボットを
導入する際にかかる費用への補助を始めることから
試みたことらしいが、
まず初期費用は、介護施設が支払わなければならないと
いう事で、慎重に様子を見ているところらしい。

確かに人手は足りないけれど、
それを補うのは、こういうことではないと思うのだけれど。