matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

介護あるある 通帳が盗まれると言う

これもよく聞く話だ
 
通帳の管理をさせてくれない。盗まれたと言う。
 
うちの場合は、夫婦で暮らしていたから、
私が通帳の話を聞いた時は、
 
父も母も相手が無くしたと言って、ない状態から始まった。
だから、この言葉は、父に対して発せられることが多い。
 
両方の意見を聞くと
父は、自分の分を見せ、母の満期とかのハガキが来るのに、通帳がないと言うと言う
 
母に聞くと、父が自分が預かるから全部よこせと言ったので父に渡し、金庫に入れたのを見ていると言う。
 
そこで、まず、父の方の確認をしてから、母の方は、ゆっくり探すことにした。
母は認知症になるのが怖かったのか、認知症の切り抜き、本、メモなど
それが山のようにあった。保険証もシルバーパスもみんな見つからない。
 
父が何度も再発行手続きを取ったので、どれが必要でどれが不必要なのかもわからないくらいだった。
とにかく実家に行くイコール探し物をすると言うことだった。
 
母も探し物ばかりだと嫌になってしまうので、
出かける準備をしようねと言いながら
母のいる前で部屋の整理整頓をして半日くらいそれをしたら、見つからなくても
散歩に出かけた。
まだその頃は散歩に行くと記憶が少し蘇って、帰ってから機嫌が良かった
 
でも父が「まだ通帳は、見つからないのか」と言うと
「自分が全部持っていってしまって管理させてくれないくせに」とののしっていた。
 
何日もかかってから通帳は、膨大な資料をどけた後、あるべきところから見つかり
年金用のものは、さっそくその銀行に行く事になりました。
母が担当者に挨拶をしなければいけないと言うので。
 
また満期になったものも、その銀行に一緒に行きました。
 
「母様お金持ちで心配だから、厳重に鞄にいれて持っていってあげる。
必要な時はいつでも言って」と言って連れて行きました。
たとえ1万円でも10万円でも母にとって大事なお金ですので、たいそうなものを抱えている態で
その頃は母は、バックの中にお財布、メガネ、ハンカチ、ちり紙、お化粧道具、手帳などなど
自分で管理しなければならないものを沢山持っていました。
それなので、通帳だけのカバンを私が持つことが許されたようです。
何度か母の秘書のようなことをやって行くうちに
あなたが管理してと言うことになった訳で
今でも母が見たいと言えば、すぐに見せられるようにしています。
 
 
 
思えば、こんな状態になる前から
父がお金をくれないと言っていた。
私はずっと家計費以上のものをくれないと言う事なのかと思って
化粧品やらを買ってあげたり、舞台や映画を連れていってあげたりしていた。
叔母さんも認知症がわかってから、お姉さんは、お兄さんにお金を預からせてもらえないと言うので
随分、化粧品とか、お菓子とか、食品を運んだと言っていた。